こんにちは。株式会社ナチュラルの國武麻美です。
リーダーや管理者として部下と向き合っていると、
部下の悩みや壁は、まるで自分のことのように痛いほどわかる瞬間があります。
「助けてあげたい」「支えてあげたい」
その優しさゆえに、つい何でも手伝ってしまいたくなるのです。
■ 優しさと依存の境界線
しかし、ここで気づかなければならないことがあります。
“何でも助けること”は、必ずしも本当の優しさではないということです。
手を差し伸べすぎると、部下は「任せてもらえない」と感じ、自分の力を試す機会を失ってしまいます。
優しさとは、ただ守ることではなく、
相手を信じて挑戦する機会を与えることでもあるのです。
■ 任せる勇気が人を育てる
部下に仕事を任せると、失敗することもあるでしょう。
ですが、その失敗こそが学びであり、成長の大きな糧となります。
「失敗しても、最後は私が責任を取る」
この覚悟を示すことで、部下は安心して挑戦でき、
最大限の力を発揮できるようになるのです。
■ 信頼を見せることが、信頼を得ることに繋がる
人は「信じてもらえた」と感じたときに、
その信頼に応えようと努力します。
リーダーが本気で任せてくれたとき、部下は自分の可能性を信じ、
想像以上の成果を出してくれることがあります。
信頼を与えることは、リーダー自身にとっても大きな成長です。
部下を育てることができる人こそ、
組織を導くリーダーにふさわしいのだと思います。
■ 優しさとは深いもの
本当の優しさは、時に「見守ること」。
時に「任せて待つこと」。
そして、何があっても最後は「責任を背負う覚悟」を見せることです。
任せる勇気、手放す勇気。
その決断こそが、部下を育て、組織を強くし、
未来を切り拓くリーダーの力になるのです。
ナチュラルは、共に学び、共に挑戦し、
仲間を信じて未来を描けるリーダーを育てていきたいと思っています。