こんにちは。
株式会社ナチュラル代表の國武麻美です。
最近、自分自身について、大きな気づきがありました。
私は、人に期待しすぎていたんだなぁ。
スタッフにも。
身近な人にも。
そして、きっとお客様にも。
「こうしてくれるだろう。」
「これくらいは分かってくれるだろう。」
「ここまで伝えたんだから、できるだろう。」
「きっと同じように考えてくれているだろう。」
そんな小さな期待を、知らないうちにたくさん持っていたことに気がつきました。
期待は、自分の物差しから生まれる
期待している時、自分では「相手を信じている」と思っていました。
もちろん、期待すること自体が悪いわけではないと思います。
でも、その中に、
「私はこうするから、あなたもこうするよね。」
という自分の物差しが入っていたことに気がつきました。
私はこれくらい頑張る。
私はここまで考える。
私はこういう時、こう行動する。
だから相手も、同じくらいやってくれるはず。
でも、当たり前ですが、人は私ではありません。
考え方も違う。
得意なことも違う。
大切にしているものも違う。
人生で経験してきたことも違います。
それなのに、自分の物差しを相手に当てて、そこに届かなかった時に勝手にがっかりしていた。
考えてみれば、不思議なことですよね。
期待した分だけ、勝手に苦しくなる
「こうしてくれると思ったのに。」
「なんで分かってくれないんだろう。」
「ここまでしているのに。」
こういう気持ちが出てくる時。
相手に問題がある場合も、もちろんあります。
でも同時に、自分が勝手につくった期待と現実の差に苦しんでいることもあるのだと思います。
相手は、「そこまで期待されている」とすら知らないかもしれません。
約束したわけでもない。
お願いしたわけでもない。
それなのに自分の中だけで、
「きっとこうしてくれる。」
と期待する。
そして、そうならなかった時に傷つく。
期待する側も苦しい。
期待される側も、きっと苦しい。
人間関係が重たくなる理由の一つは、ここにあるのかもしれません。
「信じる」と「期待する」は違う
最近、信じることと期待することは、似ているようで少し違うのではないかと思うようになりました。
期待には、
「こうなってほしい。」
「こうしてほしい。」
という、自分が望む結果が入っています。
でも、信じるということは、
「この人には、この人なりの人生と成長がある。」
と、相手の可能性を尊重することなのかもしれません。
失敗するかもしれない。
私とは違う選択をするかもしれない。
思っていたスピードでは成長しないかもしれない。
それでも、その人自身が考え、経験し、自分で学んでいく。
そこまで含めて見守る。
私は今まで、「信じる」と言いながら、どこかで「私が思っている通りに成長してほしい」と思っていたのかもしれません。
経営をしていると、特に期待してしまう
会社を経営していると、人への期待は自然と大きくなります。
成長してほしい。
もっとできるようになってほしい。
お客様に喜ばれる人になってほしい。
人生も豊かになってほしい。
本当にそう思っています。
だからこそ、つい手を出したくなる。
教えたくなる。
言いたくなる。
先回りしたくなる。
そして、思ったようにいかなければ、心配になる。
でも、それをやりすぎると、相手が自分で考え、自分で失敗し、自分で立ち上がる機会まで奪ってしまうことがあります。
人を育てたいと思うほど、待つ力が必要になる。
最近、本当にそう感じます。
期待を手放したら、冷たくなるわけではない
「期待しない」という言葉は、少し冷たく聞こえます。
どうでもいい。
好きにすればいい。
もう何も求めない。
そういう意味ではありません。
むしろ反対です。
相手を、自分とは違う一人の人間として尊重すること。
必要なことは伝える。
会社として守るべきルールは明確にする。
困っている時には助ける。
求められたら、持っているものを渡す。
でも、その先でどう考え、どう行動するかまで、私がコントロールしようとしない。
それぞれの人生は、それぞれのものです。
相手の課題まで、背負わなくていい
人に期待しすぎている時は、相手の課題まで自分の課題のように感じてしまうことがあります。
「なんとかしてあげなきゃ。」
「もっと成長させなきゃ。」
「私が教えなきゃ。」
でも、本当は会社ができることと、本人にしかできないことがあります。
会社は、環境をつくる。
学べる機会をつくる。
挑戦できる場所をつくる。
困った時には支える。
仲間と成長できる環境をつくる。
でも、その環境をどう使うのかは本人次第です。
最後に自分を成長させるのは、自分。
これは以前から考えていたことですが、人への期待を手放してみて、さらにその意味が分かったような気がします。
期待より、感謝を増やしたい
「もっとこうしてほしい。」
と思って相手を見ると、足りないところばかりが見えてきます。
でも、
「今日も一緒に働いてくれている。」
「お客様に向き合ってくれている。」
「この会社を選んでくれた。」
そう考えると、すでにあるものが見えてきます。
期待が大きすぎると、あるものまで見えなくなってしまうのかもしれません。
だからこれからは、
期待するより、感謝する。
動かそうとするより、信じる。
先回りするより、待つ。
そんな関わり方を増やしていきたいと思っています。
人は、自分の思い通りにはなりません。
でも、それでいい。
違う人間だからこそ、自分にはないものを持っている。
違う人間だからこそ、一緒にいることで自分自身も磨かれる。
人に期待しすぎていた自分に気づいたことで、私自身がまた一つ、人との関わり方を学ばせてもらいました。
まだまだ、日々精進です。