こんにちは。
株式会社ナチュラル代表の國武麻美です。
最近、「自分の物差しで物事を見ること」について、よく考えます。
私たちは毎日、たくさんの情報を受け取りながら生きています。
自分自身の経験。
近くにいる人から聞いた話。
これまで身につけてきた知識やスキル。
世の中の常識や流行、時代の価値観。
そうしたものが少しずつ積み重なり、知らないうちに「自分のフィルター」がつくられていくのだと思います。
ですが、この世界は、私たちが知っていることよりも、知らないことの方が圧倒的に多い。
人のことだって、人生のことだって、この世界のことだって、まだまだ分からないことだらけです。
だからこそ大切なのは、知識を増やすことだけではなく、自分の中に増えていくフィルターを、いかに外していけるかなのではないかと思うようになりました。
私は、たった34年しか生きていない
私自身、まだたった34年しか生きていません。
経験も知識も、長い人生や、この広い世界から見ればほんの少しです。
もちろん、経験を積むことも、知識を深めることも大切です。
ですが、経験が多ければいい、知識が深ければいい、ということでもないのだと思います。
むしろ経験を重ねるほど、
「これはこういうもの。」
「こういう人はこう。」
「前もこうだったから、今回もこう。」
と、自分の物差しで決めつけてしまうことがあります。
でも、本当は毎回違います。
人も違えば、状況も違う。時代も違えば、その人が歩んできた背景も違います。
だから私は、何かが起きた時に、できるだけシンプルに、
「ここから私は何を学べるかなぁ?」
と考えられる人でありたいと思っています。
素直であることは、簡単なようで難しい
いろいろな本を読んでも、偉大な方々の言葉を聞いても、よく出てくるのが「素直」という言葉です。
結局、素直であることが一番大切なのだと。
昔は、「素直になることって、そんなに難しいのかな?」と思っていました。
ですが、人と関わり、自分自身とも向き合うほど、その難しさが分かるようになりました。
相手が言ったことを、そのまま受け取る。
起きた出来事を、まずそのまま見る。
そこに自分の過去の経験や、思い込み、プライド、不安を重ねない。
これが意外と難しいんですよね。
自分のフィルターで、人間関係まで変わってしまう
人間関係が難しくなる時も、実際に起きた出来事そのものより、自分のフィルターを通した「解釈」に苦しんでいることがあると思います。
同じ言葉を聞いても、「注意してくれた」と受け取る人もいれば、「否定された」と受け取る人もいます。
同じ出来事が起きても、「最悪だ」と思う人もいれば、「成長するきっかけかもしれない」と思う人もいます。
出来事は一つなのに、自分の中にある物差しによって、まったく違う世界が出来上がってしまう。
特に、自分軸が定まっていないまま、他人の価値観や過去の経験、常識、思い込みというフィルターが何枚も重なってしまったら、最初に起きた出来事とは、まったく違うものとして受け取ってしまうこともあると思います。
これは、私自身も本当によくあります。
後になって冷静になると、
「あれ?そんな意味じゃなかったのかも。」
「私が勝手にそう受け取っていただけだったな。」
と気づくことがあります。
経験を重ねるほど、柔らかくありたい
そして、これから年齢を重ね、経験が増えていけば、このフィルターはもっと強固になっていく可能性があります。
経験があるからこそ、「私は知っている」と思ってしまう。
実績があるからこそ、「私の考えが正しい」と思ってしまう。
それが強くなりすぎると、新しい考え方や、人からの言葉が入らなくなってしまいます。
だからこそ私は、経験を重ねれば重ねるほど、頭も心も柔らかい人でありたい。
知識を増やしながら、固定観念は減らしていく。
経験を積みながら、自分の物差しは手放していく。
そんな歳の重ね方をしたいと思っています。
今日も、素直に
自分の物差しを完全になくすことは、きっとできません。
私自身も、ついつい、
「これはこうだよ!」
と言ってしまいます。笑
ですが、そんな時こそ一度立ち止まって、
「本当にそうなのかな?」
「私は何のフィルターを通して見ているんだろう?」
と、自分に問いかけてみる。
そして、起きた出来事をできるだけシンプルに受け取り、そこから学べることを考える。
人に対しても、「こういう人」と決めつけず、その人をそのまま見る。
それが、素直に生きるということなのかもしれません。
自分の物差しを手放すほど、今まで見えなかった世界が見えるようになる。
まだまだ私も、フィルターだらけです。
だからこそ一枚ずつ取っ払いながら、素直に、柔らかく、たくさんのことを吸収できる人でありたいと思います。
日々、精進です。