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「楽したい」の本当の意味

「楽したい」の本当の意味

こんにちは。
株式会社ナチュラル代表の國武麻美です。

誰だって、「楽したい」と思うことがあると思います。

できれば苦労したくない。
悩みたくない。
仕事にも追われたくない。

私も、もちろん思います。笑

では、仕事における「楽になる」とは、いったいどういう状態なのでしょうか。

最近、その答えは「慣れること」なのではないかと思うようになりました。

慣れた頃、人は次へ行きたくなる

最初は、何をするにも大変です。

仕事の流れも分からない。

技術にも自信がない。

お客様への対応にも悩む。

失敗するたびに落ち込み、分からないことが起きるたびに誰かに聞く。

ですが、それでも続けていると、少しずつできることが増えていきます。

手順が分かる。

流れが分かる。

何か起きても、「こうすればいい」と対処できる。

以前なら一日中悩んでいたことも、「大丈夫、大丈夫」と思えるようになる。

それが、経験なのだと思います。

ところが、不思議なことに、そこまで来ると人は、

「もういいかな。」
「飽きたな。」
「何か新しいことがしたい。」

と思い始めることがあります。

でも、私はふと思いました。

ちょっと待って。それって、ずっと欲しかった「楽」に、やっと辿り着いたところなんじゃない?

「できるようになった」は、とても豊かな状態

仕事を始めた頃は、みんな「早くできるようになりたい」と思います。

売上が欲しい。

お客様が欲しい。

自信が欲しい。

一緒に働く仲間が欲しい。

仕事をもっと楽しめるようになりたい。

そして何年も頑張って、ようやくそれらが少しずつ揃ってくる。

売上がある。

自分を必要としてくださるお客様がいる。

困った時に助け合える仲間がいる。

技術も身についた。

仕事の流れも分かる。

何か起きても対処できる。

以前ほど悩まなくなった。

全部、あの頃の自分が欲しかったものです。

でも、人は手に入れたものには慣れてしまいます。

そして、いつの間にか「あること」を当たり前にしてしまうんですよね。

楽とは「何もしないこと」ではない

私は、本当の意味で仕事が楽になるということは、「何もしなくてよくなること」ではないと思います。

できることが増えた結果、同じことを以前より少ない力でできるようになること。

これが、本当の「楽」なのではないでしょうか。

初めは100の力が必要だった仕事が、経験を積むことで70になり、50になり、30の力でできるようになる。

でも、仕事の質が下がったわけではありません。

むしろ以前より上手にできる。

余裕があるから、お客様の小さな変化にも気づける。

周りを見ることもできる。

後輩を助けることもできる。

自分自身の人生を楽しむ余白も生まれる。

これこそ、何年も積み重ねてきた人だけが手に入れられる豊かさだと思います。

飽きたのではなく、余裕ができたのかもしれない

だから、「最近刺激がないな」「もうここではやることがないな」と感じた時。

すぐに環境を変える前に、一度考えてみてもいいのかもしれません。

本当に飽きたのか。
それとも、できるようになって余裕が生まれただけなのか。

もし余裕が生まれたのなら、それは辞める理由ではなく、次の成長に使える余白かもしれません。

もっと技術を深める。

もっとお客様との信頼を積み重ねる。

後輩を育てる。

チームをつくる。

管理する側に挑戦する。

今まで自分のことで精一杯だった人が、今度は誰かのために力を使えるようになる。

そこから、また新しい仕事の面白さが始まるのだと思います。

欲しかったものが揃った後に

私たちは、ない時には一生懸命求めます。

お客様がいなければ、お客様が欲しい。

売上がなければ、売上が欲しい。

仲間がいなければ、仲間が欲しい。

技術がなければ、上手になりたい。

そして、それらを手に入れたら、今度は「何か違うものが欲しい」と思い始める。

人間って、本当に欲張りですよね。笑

でも、そこで次のものを探し続ける前に、

「あれ?私、もう欲しかったものを持っているんじゃない?」

と気づくことも、とても大切だと思います。

積み重ねた先にある「楽」

楽をしたいから、簡単な方へ行く。

苦しくなったら、違う場所へ行く。

それを繰り返していると、新しい場所では、またゼロから覚え直さなければなりません。

本当の「楽」は、逃げた先にあるのではなく、一つのことを続け、積み重ね、できることが増えた先にあるのかもしれません。

手順も分かる。

流れも分かる。

何か起きても対処できる。

お客様がいる。

売上がある。

仲間がいる。

そして、それらを抱えながらも、自分には余裕がある。

それって、とても豊かなことではないでしょうか。

頑張って、頑張って、積み重ねて。

ようやく辿り着いた「慣れ」という場所。

そこを退屈だと思って手放すのではなく、その余裕を味わい、さらに深めていく。

もしかすると、それこそが、みんながずっと求めていた「楽したい」の本質なのではないかなぁと、最近思っています。

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