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「人に嫌われない」の本当の意味

「人に嫌われない」の本当の意味

こんにちは。
株式会社ナチュラル代表の國武麻美です。

人間関係について考えていて、もう一つ気づいたことがあります。

それは、「人に嫌われないようにする」ということの本当の意味です。

この言葉だけを見ると、少しネガティブに聞こえるかもしれません。

人の顔色をうかがう。

言いたいことを言わない。

嫌われないように、自分を抑える。

誰にでもいい顔をする。

そんな生き方を想像する人もいると思います。

でも私は、それとはまったく違うことなのではないかと思っています。

「嫌われたくない」と「嫌な人にならない」は違う

「嫌われたくない」という気持ちは、矢印が自分に向いています。

嫌われたら傷つく。

悪く思われたくない。

自分を守りたい。

だから、本当は言った方がいいことも言わない。

相手に合わせる。

表面だけを整える。

これは、一見相手を大切にしているようで、実は「自分が嫌われないため」の行動になっていることがあります。

反対に、私が大切だと思う「人に嫌われないようにする」は、矢印が相手に向いています。

私は、この人を嫌な気持ちにさせていないだろうか。

私は、この人が安心して一緒にいられる人だろうか。

私の言葉や態度によって、誰かのやる気を奪っていないだろうか。

そうやって、自分自身の在り方を振り返ることです。

言いたいことを言わないことが、優しさではない

人間関係を壊したくないから、何も言わない。

空気を悪くしたくないから、見て見ぬふりをする。

相手に嫌われたくないから、当たり障りのないことだけを言う。

そういう関係が「良い人間関係」のように見えることがあります。

でも、本当にそうなのでしょうか。

相手のことを本当に大切に思うなら、時には言いにくいことを伝える必要もあります。

もちろん、何でも思ったことをそのまま言えばいいという意味ではありません。

大切なのは、何を言うかだけではなく、何のために言うのか。

相手を責めたいのか。

自分の正しさを証明したいのか。

それとも、その人やチームがより良くなるために伝えたいのか。

同じ言葉でも、その根っこにあるものによって、伝わり方は大きく変わると思います。

表面だけ良くすることが、美化されていないだろうか

私は時々、表面上の優しさが、美化されすぎているように感じることがあります。

波風を立てない。

何も言わない。

誰にでも合わせる。

笑顔でいる。

もちろん、それも大切なことです。

でも、心の中では不満でいっぱいなのに、表面だけを整えていても、その関係はいつか苦しくなります。

そして溜まったものを、本人ではない誰かに愚痴として話してしまう。

それなら、本当に相手のためになることを、相手を尊重しながら伝える方が、私はずっと誠実だと思います。

優しさとは、何も言わないことではなく、相手を大切にした伝え方ができること。

そんなふうに思います。

「私は一緒にいたい人だろうか」

人間関係がうまくいかなくなった時、私たちはつい、

「あの人が嫌だ。」

「あの人が変わってくれたら。」

と思ってしまいます。

でも、そこで一度、自分にも矢印を向けてみる。

私は、周りの人にどんな空気を与えているだろう。

私と一緒に働く人は、安心できているだろうか。

私といると、やる気が出るだろうか。

嬉しいだろうか。

それとも、緊張したり、疲れたり、言いたいことが言えなくなったりしていないだろうか。

「嫌われないようにしよう」ではなく、「一緒にいたいと思ってもらえる自分でいよう」。

似ているようで、この二つはまったく違います。

人に好かれることを目的にしない

もちろん、どれだけ誠実に生きても、すべての人から好かれることはできません。

考え方も、価値観も、相性も違います。

だから、「全員から好かれなければ」と考える必要はないと思います。

大切なのは、好かれることを目的にするのではなく、人から嫌がられるような言葉や態度を、自分自身が無自覚にしていないかを見ること。

挨拶をする。

感謝を伝える。

相手の話を聞く。

自分の機嫌を周りにぶつけない。

陰で誰かを悪く言わない。

必要なことは、本人に誠実に伝える。

助けてもらったら「ありがとう」と言う。

間違ったら「ごめんなさい」と言う。

とてもシンプルなことです。

でも、こういう小さな積み重ねが、人からの信頼をつくっていくのだと思います。

自分を守るためではなく、人を大切にするために

「嫌われたくない」と思って自分を守り続けると、どんどん本当の自分を出せなくなります。

でも、

「目の前の人を大切にしよう」

と考えると、行動は変わります。

必要なことは伝える。

でも、傷つける言い方はしない。

違う意見を持つ。

でも、相手の考え方まで否定しない。

自分の気持ちも大切にする。

でも、自分の感情を周りに押し付けない。

そこには、我慢ではなく思いやりがあります。

そして、自分も相手も大切にするという、本当の意味での人間関係が生まれていくのだと思います。

人間関係も、自分を磨く場所

人と一緒にいる以上、ぶつかることはあります。

嫌なこともあります。

分かり合えないこともあります。

でも、だからこそ人と関わることで、自分自身が見えてきます。

「私は正しさを押し付けていなかったかな。」

「自分を守ることばかり考えていなかったかな。」

「相手にとって、一緒にいたい人でいられたかな。」

そうやって、自分自身を振り返る。

人に嫌われないように生きるということは、自分を偽ることではない。

自分を守ることでもない。

目の前の人を大切にできる自分でいること。

私は、それが本質なのではないかなぁと思います。

誰かを変える前に、自分から。

私自身も、人と関わりながら、まだまだ日々精進です。

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